修理屋が教える!エアコンが効かない時の自己診断方法を解説

エアコンが効かないと感じる原因はたくさんあります。

修理が必要なのか?
掃除が必要なのか?
意外と単純な別の理由かも?

プロの修理屋が診断方法を解説するので、この記事を読めばエアコンが効かない原因対処法を見つけることが出来ます。

目次

エアコンが効かない時の自己診断方法

まずは前提として、電源は入って風は出るけど、買った時みたいに部屋が冷えない(暖まらない)という状態だとして話をすすめていきます。

診断の為にわかりやすくする為、冷房暖房を温度MAXで作動させて風が出るのを待ちます。

運転が始まったら、出ている風の温度を測ります。

ちゃんと診断するなら温度計を使って、エアコンの吸い込み温度吹き出し温度10度以上の差があるかを計測しましょう。

エアコンが効かないと思っていても10度以上の差があれば機械的にはちゃんと動いてる、とプロは判断します。

一応、温度計がなくても手を当ててだいたいの判断は出来ます。

吸い込み温度と吹き出し温度が変わらない場合

吹き出し温度吸い込み温度と変わらない状態で、ランプ点滅などのエラーが出ていなければ、ガス漏れの可能性が高そうです。

ガスが原因であればDIY修理は厳しいので、プロへ依頼ですね。

修理代の目安としてはガスの補充だけで2万円ほどかかりそうです。

それから、部品の劣化や割れなどが原因でガス漏れの場合、高額修理の可能性もあります。

過去には「修理代7万です・・」みたいな事もありました。

基本的に、メーカーの部品の保有期間というのがだいたい10年とかなので、もし長く使ってるエアコンであれば

修理不能です」と言われて出張費だけ取られて終わり・・なんて事があります。

使ってる年数も考慮して、修理依頼買い替えかを考えていいかもしれません。

吹き出し口の温度変化はあるが部屋は冷えない(暖まらない)

吹き出し温度には10度以上の差があるのに、部屋の温度は冷えない(暖まらない)という状態であれば

熱交換器までは仕事をしてるけど、その先に何か原因があるんでしょう。

まずルーバーが正常に動いているかを確認

ルーバーとは風向を調節する羽の事です。

ルーバーくらい大した問題じゃないと思ってる方もおられるんですが、

ルーバーが正常に動いてないとエアコンが全然効かなくなります。

風が出る音がおかしくないか

風が出るときの音が「ボボボボッ・・ボボ・・」みたいな音がしてれば吸い込み吐き出しが足りていない状態です。

これは故障ではなく汚れが原因ですね。

フィルターを外してみて、音が止まるならフィルターが原因でしょう。

だいぶホコリまみれになっているはず。

フィルターを外しても音がするなら吹き出し口の汚れが原因でしょう

プロにエアコンクリーニングを依頼するべきだと思います。

過去に「エアコンが効かない」と修理依頼がきて、
診断した結果「汚れが原因なので分解クリーニングをしたほうがいいです」と伝えた所
「うちのエアコンは自動お掃除機能が付いてるのに3年使ったくらいでクリーニングなんておかしい!」
と激怒された事もあります。

これはCMの内容や、売り方に問題があると思うんですが、

お掃除機能が付いてるから勝手に掃除してくれるからメンテナンスフリーみたいな考えは間違いです。

自動で掃除するのはフィルターのみで、ただフィルターをブラシで擦るだけなのでエアコンは普通に汚れます。

むしろお掃除機能は必要ないという話を家電のジョーでは解説しています。

まとめ

使っているエアコンが、買ったときに比べて冷えない(暖まらない)と感じるなら自己診断してみましょう。

まずは温度を最大にして冷房か暖房を入れて、風が出るまでしばらくちょっと待ちます。

運転が始まったら温度を測ってみて

エラーなどは何も出てないのに、吸い込み温度吹き出し温度に変化がなければガス漏れの可能性が高く

修理代が2万から、場合によってはかなり高額になる可能性もあります。

古いエアコンであれば買い替えも視野に入れておきましょう。

吸い込み温度吹き出し温度に10度以上の差があればエアコン自体は正常に動いています。

その場合、効かない原因は汚れの可能性が高いのでフィルターの汚れをチェックしつつ、エアコンクリーニングを検討しましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次