エアコンは、夏場の暑い時期や梅雨時には欠かせない家電の一つ。
しかし、長時間稼働するうちに、中には見えない汚れがたくさん溜まっていることをご存知でしょうか?
この汚れが原因で、エアコンの効率が低下し、かつ健康にも影響を与える可能性があります。
この記事では、家電のプロがエアコンの汚れの原因と、対処法について詳しく説明します。
エアコンの汚れる3か所はココ!
エアコンの汚れる場所は、以下の3つになります。
- フィルターのホコリ詰まり
- 熱交換器とドレンパン
- 送風ファンのカビ
①フィルターのホコリ詰まり
エアコンのフィルターは、空気中のホコリや汚れを取り除くための重要なパーツです。しかし、使用しているうちにフィルターが詰まってしまうことがあります。
フィルターが詰まると、エアコンの風量が低下し、冷房効果が悪くなります。また、詰まったフィルターはカビの繁殖にもつながり、健康被害を引き起こすことがあります。
上の写真はだいぶひどい汚れなんですが、これでもリビングに設置して3年目のエアコン。完全に目詰まりしちゃってます。
この機種はダイキン製の自動お掃除付きエアコン
この時は修理で訪問したお宅だったんですが、汚れが原因でした。これだと全くエアコン効きません
キッチンの近くやリビングのエアコンは汚れやすい。
フィルターのホコリ詰まりの対処法
フィルターを外して水洗いしましょう。
キッチンの近くなどで油を吸い込んでいる場合は洗剤を使用しないと綺麗に落せません。
コツはフィルターの内側から外にむけてシャワーなどをかけます。
逆だとホコリが奥に目詰まりします
破れる原因になるので、フィルター掃除の際、掃除機の使用はオススメしません。
掃除のタイミングは、ノーマルエアコンは2週間に1回。
お掃除付きエアコンなら半年に1回掃除することをメーカーは推薦してます。
たぶんこれをちゃんと守ってる人はあんまりいなそうですが、使ってるエアコンなら1年に1回くらいやったがいいと思います
②熱交換器とドレンパンの汚れ
次に、熱交換器とドレンパンについてです。
エアコン内部にある熱交換器の隙間をくぐり抜けてきた風が温められたり冷やされたりして送られます。
その時、フィルターを抜けてきた空気中のホコリ等が熱交換器に付着します。
また、冷房時は熱交換機から水が出て、受け皿であるドレンパンは常に水浸しの状態。
エサであるホコリがあって、ジメジメしていて日の当たらないこの場所はカビの繁殖には好条件です。
エアコンの臭いの原因がココだというケースも多いです。
熱交換器とドレンパンの汚れの対処法
内部クリーン機能はどのエアコンでも基本ついてるので、冷房使用後は内部クリーンを行いましょう。
※【内部クリーン】と【自動お掃除機能】は別物です
・【内部クリーン】とは結露で濡れた本体を乾燥させる為の送風機能(だいたいどの機種も付いてる)
・【自動お掃除機能】とはフィルターを掃除する機能。(買う時の値段も高い)
内部クリーンは乾燥機能なので綺麗になるわけではありませんが、汚れるペースを遅らせることが出来ます。
③送風ファンのカビ
エアコンの送風ファンは、冷房や暖房の際に空気を送り出すためのパーツです。
おそらくこのファンに1番多くのカビが付着してます。
ファンに付着したカビは運転中、常時、部屋中にバラまいてしまう
送風ファンのカビの対処法
送風ファンは細かい羽の隙間がたくさんあって、高圧洗浄機で洗浄する以外で汚れを落とす方法はありません
作業中に送風ファンが欠けたりすると回転時のバランスが崩れ、機種によってはエアコンを壁から降ろさないと修理出来ないので物凄く高額な修理代がかかります。
市販のスプレーでは根本的な解決はしないのでプロに依頼が無難だと思います
以上が、エアコンの汚れの対処法の説明でした。
まとめ
エアコンの汚れる場所は3か所
- フィルターのホコリ詰まり
- 熱交換器のホコリやカビ
- 送風ファンのカビ
これは、エアコンの効率低下や健康被害につながる為、定期的に清掃したいところです。
清掃の頻度は、使用環境によって異なりますが、目安としては、フィルターは1シーズンに1回程度
熱交換器、送風ファン自分で行えないのでエアコンメンテナンス業者に依頼することをおすすめ。
エアコンの清掃は、定期的に行うことで、快適な室内環境を維持し、健康被害を防止することができます。今後は、エアコンの清掃を怠らず、快適な室内環境を保つように心がけましょう。
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